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近年目立つ犬の精神疾患について
犬にも心がある。だから人間のように心を病むこともある。しかもこの数年、
精神疾患にかかる犬が増加傾向にある。犬の心に何が起きているのか―――。

生後2カ月でペットショップから買われてきたオスの柴犬。飼い主宅に迎えられ
て数カ月がたったころから、自分のしっぽを追うようになった。

最初は遊んでいるような様子で気にならなかったが、次第にほえ声も加わった。
さらにはしっぽを追って激しく回り始め、ついにしっぽをかじって傷つけるよう
に…。

東京大学附属動物医療センター(東京都文京区)に連れてこられたのは、かじっ
た末にしっぽが半分になってしまったからだった。

この柴犬に獣医師が処方したのは、抗うつ薬の一種「アナフラニール(クロミプ
ラミン塩酸塩錠)」。さらに、犬とのかかわり方や、ケージの置き場所を変える
などして落ち着いた環境を作ってあげるよう指導した。

すると、初診から2カ月後には、しっぽを追う行動はほとんど見られなくなったと
いう。

獣医師の診断は「常同障害」。人間でいう強迫性障害の一種だ。

犬の精神疾患が目立ち始めている。診療ができるのは東大や酪農学園大学、
日本獣医生命科学大学などの付属病院のほか一部の動物病院に限られている
が、精神疾患を抱えてやってくる犬の数が、ここ数年で確実に増えているのだ。

東大大学院獣医動物行動学研究室の武内ゆかり准教授はこう話す。

「英米仏などでは一般的だった犬や猫の精神疾患治療が日本で始まったのは、
この20年くらいのことです。近年になって来院数が増加しているのは、屋内で
飼われるケースが増えて人との距離が近くなり、常同障害や分離不安などの
精神疾患にかかりやすい環境になっていることや、インターネットの普及などに
よって飼い主が問題を認知しやすくなったことが要因だと考えています」

人間の精神科医、和田秀樹氏はこう指摘する。

「犬は大脳皮質のコントロールが人間より弱いぶんだけ、神経の伝達物質に
気分が左右されやすいかもしれません。
だから犬のほうが精神的な病になりやすく、また一方で薬も効きやすい。

つまり、犬は人間よりも鬱病にかかりやすい可能性があります。飼い主が
死んで鬱病のような症状になるのも、犬のほうが人間よりもセンシティブな
証拠と言えそうです」

AERA

この20年でペットと暮らすスタイルも大きく変わりましたよね。
今では室内で暮らす犬が大多数を占めるようになり、家族の一員と
なりました。

デリケートな犬だから甘やかすばかりではなく、犬のことを考えたうえで
主従関係をきっちりしておくことは本当に重要だと思います。

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[2012/12/05 23:48] | 犬や猫のニュース | コメント(0) | page top
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